子ども達の小中学校でiPadが配布され、家に持ち帰ってきた。
コロナ感染拡大から1年3ヶ月。
やっとリモート授業が行えるような環境が始まったと言える。
日本では、ネット環境がまだ整っていない学校も多く、設備を整えるのにも時間もかかっている。
GIGAスクール構想によって、区から貸与されたiPadは1人1台。卒業時には返却しなくてはいけない。
故障や破損した場合は教育委員会が修理してくれるが、なるべく破損は避けなければいけない。
今回、どんな状態でiPadが貸与されたのか気になる方が多いと思うので順を追って紹介していこうと思う。
iPad貸与時の状態は?
iPadと付属品
1人1人配布される製品は、iPad(第8世代)32GB Wi-Fiモデル・充電アダプタ・USB充電ケーブル・キーボード一体型ケースの4点。
iPadは箱ごと貸与されて、その中に充電アダプタ・USB充電ケーブル(USB-C,Lightning)が入っている。
キーボード一体ケースはLogicoolのRUGGED FOLIOが選ばれたようだ。
iPadをガッチリホールドして、もし落下させてしまってもある程度なら大丈夫だろう。
キーボードの打鍵感も良く、音も静かだ。耐水性なので水をこぼしても大丈夫。
接続や充電をする必要がなく、取り付けたらスグに使用できる。
後ろのキックスタンドは20~60°の調整ができて、使い勝手が良い。
ケースはマグネットラッチで勝手に開かないように固定でき、タッチペンも収納可能。
1つのデメリットを除けば、とても良い製品だと言えるだろう。
そのデメリットとは、重さだ。
ケースだけで605gもする。
iPadを装着すると、1,095g。
1kgを超えてしまう。
唯でさえ重いランドセルに1kg増し。
それを毎日持ち帰る必要があるので、まるで修行僧となってしまうことは確実だろう。
iPadの中身
iPadの中身は、純正アプリ以外にOneNoteなどのMicrosoft 365や、学校や自宅学習用の「eライブラリ(学校用)・(家庭用)」のアプリがダウンロードされている。(小・中学校同じアプリだった)
YouTubeも入っているので、難色を示す親もいるだろう。
持ち帰った日にiPadのパスコード(パスワード)、Wi-Fiの設定を家で行うことになる。
【パスコードの設定】設定アプリ→Touch IDとパスコード→パスコード「0000」と入力→新しく決めたパスコードを2回入力→変更完了
【Wi-Fiの設定】設定アプリ→Wi-Fi→一番上のスイッチONの状態(緑になる)→自宅のWi-FiのID(SSID)を見つけて、Wi-Fiのパスワードを入力して接続完了
Apple IDは学校で設定されていて、操作することはできない。
また、勝手にアプリをダウンロードしたり、消去することはできない。
スクリーンタイムによって利用アプリや履歴などが学校で管理されていて、使用ルールが守れない場合は、親が呼び出され指導を受けなくてはいけないので注意しておこう。
あると便利なアイテムたち
タブレット学習をするにあたって、子ども達のために便利なアイテムを用意した。
保護フィルム
持ち帰ってきたら真っ先に保護ガラスフィルムをディスプレイに貼り付けないと、悲惨な目にあってからでは遅い。特に小学2年生の息子。
我が家が購入した保護ガラスフィルムは、Xingmengのもの。
アフターサービスもしっかりしていて、LINEで対応できるのもありがたい。
もし、不良品や割れてしまったときは即時に対応して、すぐに新しいフィルムを送ってくれるのでとても気に入っている。
貼るのも凄く簡単。
カメラとホームボタン位置を調整してポトッと落とし、斜めに指でピーっとスライドさせたら勝手に張り付いてくれる。(Amazon商品ページに動画あり)
フィルムの淵は、2.5Dラウンドエッジ加工がされているので、とても肌触りが良い。
この加工のおかげでホコリが入らず、剥がれてくることもない。
ケースに干渉することもなく、丁度良いサイズ感。
透過率も高いし、タッチペンの感度も非常に良い。
タッチペン
タッチペンは、小学校ではまだ使わなそうなので中学生の娘用に購入してみた。
中学校から自宅学習用の課題などが出される予定なので、指よりタッチペンの方が便利だと判断した。
区からは貸与されないので、使いたい人は各自で用意しなくてはいけない。
純正のApple Pencilは高いので、我が家は類似タッチペンを購入。
ちなみに、純正のApple Pencilを購入する場合は、第2世代ではなく第1世代しか使えないので注意しよう。
マグネット式充電ケーブル
マグネット式充電ケーブルは、iPadのLightningコネクタに充電端子をずっと挿しっぱなしにして、専用の充電ケーブルをマグネットでくっつけるだけで充電できてしまう優れもの。
子どもがケーブル類を扱うと強い力で引っ張ったり端子部分を折ってしまうこともある。
充電頻度が多いと接続部分が緩くなり、接続不具合が生じやすくなる。
これを防ぐために、パチっと簡単にマグネットをくっつけるだけの状態にしておこうと思った。
急速充電にも対応しているので、急いでいるときにも活用できる。
また、電圧5Vの充電器にも使用可能でタッチペンなどの小電池にも対応している。
タッチペンにずっと付けていると、重心が上の方になってしまうので多少書きづらくなってしまう。
我が家は3本セットを購入して、充電頻度が高いガジェットの充電にも活用している。
ちなみに、最新のiPad Pro、iPad Airに対応していないのだが、他の製品より優れていそうだったので選んでいる。
モバイル充電器
学校からは「毎日、家庭で充電してきてから持ってきてください。学校では充電ができません。」と言われている。
初めのうちは充電を忘れずにしていくだろうが、段々慣れてくると充電し忘れる事が増えてくると予想している。
その時が来たらモバイルバッテリーを持たせる事も頭に入れておいた方が良いかもしれない。
私が普段から使っているAnkerのモバイルバッテリー「PowerCore III Fusion 5000」を持たせる予定。
PowerCore III Fusion 5000を選んでいる理由は、直接コンセントに挿して充電器としても使うことができる。
普段のiPad、タッチペンが2台同時に充電することができ、iPadは急速充電(9V)、タッチペンの低容量(5V)にも使えるのが良い点だ。
脱着式のペーパーライクフィルム
これは、今後タブレット学習することが増えてきたときに購入を検討しようと考えている。
iPadのディスプレイには紙のような細かい凸凹がないので、タッチペンを使用するとペン先が滑って少々書きづらい。
そんなときに便利なのが、ペーパーライクフィルムだ。
今までは、ディスプレイにペタっと貼り付けるタイプが主流であったが、簡単に脱着できるペーパーライクフィルムは学校でも使い勝手が良いだろう。
まとめ
今回、用意したアイテム達は結構金額がかかってしまう上、子どもの人数分必要となると負担も大きい。これらは絶対に必要という訳ではない。
まだ小学校の授業でiPadが活用できていないようだが、ITを駆使した授業がどんどん増えていく段階でアイテムの購入を考えるのもアリ。
区から貸与されているとはいえ、これは私達が払っている税金から支払われているわけである。
借り物だからといって雑な扱いをしてはいけない。1台約56,000円以上はかかっているのだから。
保護ガラスフィルムは貼っておいた方が安心できるのは確実。