私は普段、建築関係の図面をCADを使って書く仕事をしている。
趣味でブログやサイトを運営しているのだが、基本的には文字入力がメインでテンキーは必要ない。
しかし、本業である図面作成では数字入力がメインになり、テンキーがないと作業スピードが落ちてしまう。
今回、Amazonプライムデーで購入したHHKBの相方として『東プレ REALFORCE 23U WC0100』を購入した。
数字以外にも使える
REALFORCE 23Uは、数字周辺キーだけではなく、特殊キーが4つ備わっている。
必要ない人も多いかもしれないが、私にはコレが結構ありがたい。
通常バージョンで使うわけではなく、背面にあるDIPスイッチによって切り替えられるキーを活用している。
DISスイッチ | キー | OFF | ON |
SW1 |
Tab
|
Tab | Ctrl + X (Cut) |
BS
|
BS | Ctrl + C (Copy) | |
Shift
|
Shift | Ctrl + V (Paste) | |
=
|
= | BS | |
SW2 |
00
|
00 | 000 |
SW3 | Num Lock 非連動 |
Num Lock 連動 |
|
SW4 | 通常モード | 設定禁止(保証されない) |
私が使用しているAutoCADではEsc、Cut、Copy、Pasteを非常に多く使う。
ちなみに、DIPスイッチを操作する時は、USBを抜いて電源が切れている状態で行わないと反映されないので注意が必要だ。
右手は常にマウスを使いたいので、左側に配置しているが右利きだけに、数字入力の高速化には慣れるのに多少時間がかかるかもしれない。
難点:有線接続
図面の仕事は外出先で行うことは少ないので、テンキーを持ち歩くことはないがデスクの上をスッキリさせることができないのが難点と言えるだろう。
USBケーブルは80cmで取り外しは不可。
右にPC、左にREALFORCE 23Uの配置は、かなりギリギリの距離になってしまう。
そして、USB Type-A。
Macは非対応(だけど実は使える)
Windows対応として販売されていて、Macはサポート対象外とされている。
しかし、実際はMacで使おうと思えば使える。
DIPスイッチのSW3をONにしてNum Lockを非連動にしてから、Macに接続すると使えるようになる。
実際にMacで使ってみたが、数字入力などは問題ない。
しかし、00・=・Esc・Tab・BS・Shiftが使えない。
何故かDIPスイッチのSW1をONにしていると=→BSだけ使えるようになる。(不思議)
ちなみに、私はM1 MacBook Airを使用しているのでUSB TypeA→TypeC変換コネクタを使用した。
HHKBと共に
同じ静電容量無接点方式のHHKBとの相性は抜群。
REALFORCE 23Uの打鍵感は、HHKB Professional HYBRID Type-Sに比べると少しだけ重く感じ、静音性が劣っている。
しかし、サイズ感の違和感なく、高さも丁度いい。
見た目も統一感が出て、とっても良い。
まさに相方になり得る存在だ。
まとめ
REALFORCE 23Uは、2009年発売開始。12年も前に作られた製品。
その後、後継機も作られていない。
12年前は有線接続が当たり前だった時代だろう。ぜひ、無線を作って欲しい。
普段Macを使用している人には向かないし、13,000円もするテンキーを買う人は少ないだろう。
それに、テンキーが必要なら、REALFORCEのフルキーボードにすればいいではないか。と思われるだろう。
しかし、テンキーは図面作業の時にしか必要ない。
執筆作業をする時などは手軽にHHKBだけを持ち運べる状態にしておきたい。という理由から今の状態になっている。
私は非常に満足しているので悪しからず。