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子育て

いつの間にかイジメがはじまっている。

我が家には小学4年の娘がいる。

9歳頃くらいの時から話す内容を少しずつ変えてきた。

年齢に合わせた育児を実践中。

今回は「イジメ」についてじっくり話し合った。

キッカケは、娘が一番仲良くしているAちゃんが「学校に行きたくない!!}と泣き喚いているとAちゃんのママからLINEが来たから。

そして、我が子も加担しているという。

聞いた瞬間、こころがズキっと痛くなった。

イジリからイジメへ

Aちゃんのママは、去年の夏頃からAちゃんから男友達3人ほどに暴力を振るわれていることを話していた。

その時は、喧嘩をしてお互いに殴ったり蹴ったりしていた。

そして、少しずつからかったりイジリが始まる。

男の子3人、Aちゃん、娘は同じグループとして毎日一緒に下校して遊んでいた仲良しグループ。

Aちゃんの習い事が増えたり、家のルールが守れないことで外出禁止されることでAちゃんが遊べる日数が減っていくにつれて変わっていった。

保育園から一緒にいるB君は、体も大きくガキ大将的存在。

Bくんと娘は仲が良く、家で2人で遊ぶことも多くなっていった。

徐々にグループ内の雰囲気が変わっていった。

イジメの境界線

娘とAちゃんが喧嘩をすると姉妹喧嘩のように殴ったり蹴ったりすることもある。

徐々に男の子たちは娘の味方につくようになった。

Aちゃんは一人で戦うことになる。

これはもうイジメだ。

授業中もたくさん発言するAちゃんが間違えた回答をするとBくんはヤジを飛ばすようになる。

その影響で徐々にクラスの男子たちが面白がるようになっていた。

筆箱やランドセルを隠されたりして、一緒に笑っていたAちゃん本人はイジメられていると認めていなかった。いや、認めたくなかったんだと思う。

ランドセルはうちの娘も隠していたらしい。探す時にヒントを出したりしてゲームをしている感覚だったという。

毎日続くイジリが辛くなってきたAちゃんは3学期が始まってから毎日学校に行きたくないと言い始めた。

娘と話し合う。

夜10時頃にAちゃんのママからLINEがきた。いつもなら寝ている時間。この日はたまたま寝付けなくて寝室で本を読んでいた。

次の日の朝に娘と話し合うか迷ったが、寝ている娘を起こしてすぐに話し合うことをにした。

寝ぼけている娘にゆっくりと話しかける。

Aちゃんが今、学校でどんな状態になっているのか。
娘はAちゃんと仲が良いのか。
娘もAちゃんをイジメているのか。など

娘本人はイジメという感覚が全くなかったらしい。

普通に遊んでいた。

ここで認識させなくてはいけない。

少しでも嫌だと思うことをしている。続けている。

一人に対して二人以上の攻撃はイジメとなる。

何もしていなくても助けることもなく、ただ見過ごすことはイジメを加担していると一緒。

どんなにAちゃんが辛い思いをしていたのかジックリと考えさせる。

娘はボロボロ涙を流しながら理解していった。

今後どうしたらいいのか分からないと悩む娘。

Bくんと遊べなくなると放課後の楽しみがなくなる。一緒に遊びたい。

でも、Aちゃんは一番大事な友達。

子どもはクラスの中が全世界でその世界だけで生きている。

他人より自分を一番に考えないと生きていけなくなると考えてしまうものだ。

わかるよ。その気持ちは十分わかる。

私はイジメを促すような友達はいらないと思う。悪い方向に持っていく友達は友達なんかじゃない。

大人になっても一緒。ネガティブ発言ばかりの人とは接しないようにした方がいい。

自分のエネルギーの無駄だし、体力が奪われていく。不の連鎖しか生まれない。

私が体験してきた色々な人付き合いの話をじっくりして娘は答えを出した。

もし、まだイジメが続くようなら一番大事なAちゃんを守る。

反発出来なくても、一緒に居てあげる。それだけで気持ちが違うと思うから。

良かった。話し合ってよかった。

母からのお願い

次の日、Aちゃんのママが下校時間に校門の前で男の子3人を待ち伏せした。

私と娘もかけつけて、Aちゃんのママは言う。

「私の娘が、苦しがっている。もう学校に行きたくないと言っています。

筆箱は私が一生懸命働いたお金で買ってあげたモノ。

ランドセルはもう会えなくなるかもしれないパパが買ってくれたモノ。

始めは遊びだとしていても、笑っていた娘ももう笑えなくなってしまっている。

どうか私の娘を苦しめないで。

もう友達じゃなくていいから、関わらないでほしい。

今後、状況が変わらないのであれば次の手段にでます。

皆の親にも連絡して、先生にも相談して、警察にもいきます。

どうかもうイジメないでほしい。」

男の子たちに伝わったと私は感じた。

Aちゃんも、その日の夜は元気いっぱいになり曇っていた顔は晴れ晴れしていると連絡がきた。

次の日、男の子たちはAちゃんと話すことを少しためらっていたようだけど、少し話すようになってたよ!と娘に聞いて安心した。

でも、Bくんとはあまり話していなかったみたい。

これは金曜日の話なので、明日の学校が気になる。

娘には両方が話しやすいように手伝ってあげたほうがいいとアドバイスをしたけどちょっと難しいかもしれないな。

 

また親としての勉強をさせてもらった。

Aちゃんのママとも色々話して、子どもたちの今後についても話し合った。

ごめんなさい、そしてありがとう。